EdTech/IT化による教育業界の4つのメリット

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こんにちは。
イードア広報担当です。

 

IT技術を活かした、新しい教育の可能性が開かれつつあります。

 

2016年3月、英会話教室を運営する株式会社イーオンが、日本初の公開オンライン講座(通称MOOC)サービス「gacco(ガッコ)」に初の無料語学講座を提供開始しました。

「gacco」は大学教授陣等による本格的な講義を、学生に限らず誰でも、パソコンやスマートフォン、タブレットによりオンラインで無料受講できるサービスで、大手携帯キャリアのドコモが提供しているものです。

登録会員は約18万人、大学教授や講師等による100以上の講座が開講されています。

 

今回は、テクノロジーの進歩により、教育にどのようなメリットがもたらされるのか、簡単にまとめてみました。

 

【xxTechシリーズ第1回:EdTech/IT化による教育業界の4つのメリット】

◆自分から選べるものになる

従来の教育は、学校教育のように、教育者から与えられる画一的な教材、カリキュラムに基づいていました。

 

しかし、学習者の興味・能力は個別に異なります。本人の意思で興味がある分野を選択し、能力に合わせたペースで学ぶこと。それを可能にしたのがインターネットを活用したeラーニングシステムでした。

 

これは学習者のモチベーション向上につながる要素にもなりました。

 

◆双方向から発信されるものになる

テクノロジーが進歩する以前は、教育は一方通行でした。

例えば、株式会社ナガセが運営する東進衛星予備校では、全ての授業が映像化されました。しかし、講師は生徒の反応を受け取りながら授業を構成することが困難で、反対に生徒から教員に質問を投げかけることもできませんでした。

 

IT化は、教育現場における双方向の対話を可能にしたといえます。

 

日本版MOOCサービスである「schoo(スクー)」は、ビジネスマン向け教養・スキルアップ講座をオンラインで提供しています。ここでは、授業中に講師やクラスメイトとリアルタイムなコミュニケーションをとることができるようになっています。

 

また、一例ですが、湘南ゼミナールの運営するオウンドメディア「Edu-Thena」は、“一方通行の「教育」を卒業するメディア“というコンセプトの元、運営されています。

 

◆学習塾の地方進出のハードルが下がる

企業側にとって、映像授業は、今までアルバイト講師に頼っていた学習塾のビジネスモデルに変革を起こすものとなりました。

 

具体例を挙げると、株式会社スプリックスが新規に開発した「自立学習RED」という映像授業教室があります。このブランドは、今まで学習塾が抱えていた大きな壁を打破するものとして、注目を集めています。

 

従来、学習塾が地方進出をしようとすると、生徒(ユーザー)となる小中学生はいるが、大学が少ないため講師が集まらない…といったエリア特性による地方展開の壁がありました。これが、都心部と地方の教育格差にも繋がっていました。

 

しかし、映像授業の技術が発達したことによって、必ずしもアルバイト講師の必要性がなくなり(正社員が1~2名いれば校舎運営が可能になった)、エリアによる教育格差が少なくなりました。

 

◆世界とつながる。国境がなくなる

無料で誰でも受講できるオンライン講座に、もちろん国境という概念はありません。インターネットが世界中をつないだことにより、地域に依存することなく教育が提供されるようになりました。

 

例えば、米国スタンフォード大学の研究者が立ちあげた「Coursera(コーセラ)」は、ペンシルベニア大学、ワシントン大学、ミシガン大学など、主に米国大学の講義を無料で受けることができるウェブサイトです。

 

「Coursera」では公的な修了証を入手できる授業もあり、LinkedInを始めとするSNS上でのシェアや、履歴書等に証明書として添付することができます。特に、具体的な授業の内容についても、提出先に知らせることができる点は大きなメリットといえます。

 

このようなサービスを用いることで、経済的問題で留学ができない人でも学びを得ることができるようになりました。

もちろんまだまだインターネットが普及していない地域もありますが、今後IT化が波及していくことは間違いないでしょう。

 


いかがだったでしょうか。

 

このような「教育×IT(EdTech)」が公教育へ導入されていけば、将来的には法改正などの動きも予想されます。

EdTechは現代人の学びを変えるだけでなく、世界的な教育格差の解消という社会問題解決にも結びついていくでしょう。

今後のさらなる発展が期待されます。

 

 

 

※参考

英会話イーオン、日本初の MOOC サービス「gacco®」にコンテンツ提供開始

「gacco」初の無料語学講座 『新出題形式対応 TOEIC®600 点突破』講座を開設

~世代や地域を超えた人々がオンライン・オフラインを問わずに英語を学び集う機会を提供~

http://www.aeonet.co.jp/information/newsrelease/160302.html