感染症の流行がきっかけで、多くの業界で業務のリモート化が促進されております。
また社会の変化に伴い企業の採用活動もオンライン面接の導入が定常化されつつあります。

本記事では、従業員規模や業界を問わず様々な組織の組織人事コンサルティングを行ってきた
弊社の知見を踏まえオンライン採用で自社に合った適切な人材を採用するための手法をご紹介いたします。

是非ご一読いただき、今後の人材育成計画の参考にしていただければ幸いです。

■目次■
# 01 オンライン採用とは
# 02 オンライン採用のメリット・デメリット
# 03 オンライン採用を成功させるために必要なこと
# 04 オンライン採用の成功事例


#01 オンライン採用とは

オンライン採用は、従来は対面で行っていた面接をパソコンやスマフォの画面越しに行い、
場合によっては内定を出すまで、実際に会うことなく採用を決める方法です。

これまでも、テレワークで仕事ができる企業や業務請負スタッフなどを採用する際に
オンライン採用を行っていた企業もありましたが、感染症の拡大で業界・業種問わずに
オンライン採用を導入する企業が増えています。

また新卒採用でも、合同説明会やインターンシップの中止に伴い、
オンライン説明会が主流になってきております。

#02 オンライン採用のメリット・デメリット

オンライン面接は、対面の面接と比較し企業・候補者ともに場所の制約がなく、
候補者からすると移動時間がなくなるため日程調整がしやすくなったりと、
面接業務を効率化できる点が特徴です。

【メリット】
● 居住地に関係なく応募が可能
転職においては転居を問題としない候補者であっても、選考フローの中で対面での面接が多い場合、
時間や費用などのコスト面から就職活動がしにくい状況でした。

しかしオンライン面接により上記の課題が払拭されたため、
企業としても本社を構える地域に暮らす有能な人材を獲得するチャンスが得られ、
少子化で人手不足の時代でも、幅広い地域から人材を募集することが可能となりました。

● 採用担当者のスキルアップ向上
録画機能・共有機能を備えたツールを活用することにより、
 - 各面接を録画し候補者に対して適切な自社説明ができているか
 - 候補者に対して企業イメージを損なうような話し方をしていないか
 - 候補者とのコミュニケーションから自社での活用がイメージできるか
など、採用活動の振り返りとして有効的です。

● 採用業務の効率化をしながらスピード選考を実現できる
オンライン面接ツールの録画機能を使うことにより、選考フローの削減も可能になります。
実際に、とある東証一部上場企業では面接選考は1度のみにし、
採用に従事される人事・事業部長・役員などが録画を確認して採用可否を決めております。

これにより採用担当者と候補者の日程調整の手間を省けることや、
応募者を評価する精度を上げることができます。

【デメリット】
● 候補者の人柄がわかりにくい
オンライン面接はパソコンやスマホなどの画面を通して行うことから、
相手の反応が感じ取りにくくなります。

● コミュニケーションミスが起こる
面接官・候補者者双方の聞き間違いも、従来の対面面接よりも起こりやすくなっております。

ミスコミュニケーションによって面接結果に影響が出ないように、
双方で聞き取りづらい場合は質問できる環境にする等の雰囲気作りも必要です。

● 通信環境の問題でやり取りが上手くできない
途中で通信が途絶えた場合や声が途切れるなどして、
実際に会って話す場合より環境が良くないケースがあります。

通信環境の問題によって双方がぎくしゃくしてしまうことや、
話しのリズムが乱れ候補者を理解できないまま終わってしまうこともあります。

#03 オンライン採用を成功させるために必要なこと

オンライン採用を成功させるためのポイントをステップごとにご紹介いたします。

【準備段階】
● 通信トラブルによる対応策の準備
企業、候補者ともに突然通信状況が悪くなり突然画面が停止してしまうことや、
音声が乱れることがあります。このようなトラブルが発生してしまった場合でも、
代替となる面接手段や通信環境を準備しておきましょう。

また、候補者にも事前に緊急連絡先を伝えておく等の対応を行い、
急なトラブルでも対応ができるようにすると良いです。

● 評価基準の洗い出し
従来の対面面談にて見てきたポイントを、オンラインの画面越しでもチェックできるか、
どんな観点から評価をするのか、改めてルールを作り、評価シートの見直しを行うことが必要です。

たとえば、接客や営業のスタッフを採用する場合、これまでは面接室に入ってくる行動や
おじぎの仕方もチェックしていた場合、オンライン採用では難しくなります。

候補者の行動により人柄の確認をしていたことを、言葉遣いに変更してチェックする、
何か特別な質問を向ける、何かをしてもらうなどのチェックポイントを新たに入れる必要があります。

【面接時】
● アイスブレイクをする場を作る
オンライン面接では双方の雰囲気や細かな表情が分かりづらく、すぐに形式的な面接をしてしまうと、
候補者の緊張がほぐれずに本来の対応力や適正を見極められない可能性があります。

このような事が起きないようにするためにも、アイスブレイクの場を設けることが良いでしょう。

● 社内の雰囲気を伝える場を作る
対面での面接では企業や働く人の雰囲気を感じることができましたが、
オンライン採用の場合、会社の雰囲気を伝えることができないこともあります。

そのためにも、様々なポジションの社員と面談する機会を設けることや、
社員が働いている姿やオフィスの様子撮影し、
また社員インタビューを通してリアルな状況を伝えると良いでしょう。

【面接後】
● 面接のPDCA改善を行う
オンライン面接ツールに搭載されている録画機能を活用し、
候補者へ自社の魅力がきちんと伝わっているのか、
候補者のご経験を様々な視点で聞き出すことができているのか振り返りましょう。

最適な面接手法やコミュニケーションのとり方を考えて、
オンライン面接の質や採用担当者のスキル向上に繋げましょう。

#04 オンライン採用の成功事例

オンライン採用の成功事例をご案内します。

1. 録画面接により数日で内定判断する上場企業様の例
同社では、毎月数百回の面談を実施し、月数十人の採用を行っています。

以前までは、1人採用するために何度も選考を行い、内定までも数週間要していた中で、
候補者にとって同じような面接を何度も繰り返すのは無駄だと判断し、
1回の選考で合否を判断する仕組みに変更しました。

これにより、人事担当の調整業務を削減し、毎月多数の採用を実現しています。

2. オンライン採用を実施し候補者のビジネス感度を見極める中小企業様の例
同社ではコロナ以前は対面での選考を実施しておりましたが、
コロナの影響もありオンライン面接の実施をしております。

オンライン面接ではITツール・通信環境の対応から、候補者のIT感度を理解することができる他、
面接時の容姿からビジネスマンとしての感度を把握しております。

オンライン面接では定性面の判断がしづらいと言われている中で、
同社では細かな対応から候補者の定性的能力を見極めております。

3. 非対面の課題をアイスブレイクで解決し選考を通して好感度を上げる企業様の例
オンライン採用ではお互いの雰囲気や人柄がわかりにくいという課題を感じており、
同社ではアイスブレイクの時間を長くとっております。

その結果、双方の理解が深まり、候補者からも良い印象を持たれることが多く、
志望度の底上げに繋がっております。

またオンライン面接にすることで、候補者の移動時間が無くなる分、
これまで遅い時間にしか面接を受けることができなかった候補者が面接に参加しやすくなっており、
結果として母集団形成にも繋がっております。

 

どんな時代にも打ち勝つ会社になるために、「人材」は非常に重要です。
その点、人事は企業の成長において非常に重要なポジションとなっております。
選考による機会損失を防ぎ、良い人材を獲得できる組織づくりが必要です。

同社では、今の社会・働き方に合わせた組織人事コンサルティングを行っております。
ご興味のある方はお気軽にご相談くださいませ。

【お問合せ先】
担当 大崎 麻里
◆電話番号  03-5414-3313
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