コロナウイルスの感染拡大に伴い、リモートワークを導入する企業が増加、
働き方が見直されている中、皆様は「ワークプレイス」の在り方の変化を、
どのように捉えられていますでしょうか?

「リモートワークにより、そもそもオフィスの必要性が無くなった」というお声もあれば、
「やはりオフィスに出社した方が、生産性が高い」など、多種多様なご意見があると思います。

本記事では、業界問わず社会の動きに合わせてコンサルティングに携わってきた弊社の知見を踏まえ、
新しいワークプレイスの考え方・作り方についてご紹介します。

是非ご一読いただき、今後の人材育成計画の参考にしていただければ幸いです。

■目次■
# 01 コロナウイルスによる「ワークプレイス」への影響
# 02 今までのオフィス設計
# 03 組織開発からオフィスを考える
# 04 コロナショック以前のオフィス設計の脆さ
# 05 これから求められる組織設計・オフィス設計


#01 感染症による「ワークプレイス」への影響

喫緊の課題としては、
リモートワーク下での適切な働き方、生産性向上」「オフィス費用の効率化
について、多数の企業経営者様からのお声が挙がっています。

しかしながら、実はヒューマングローバルタレント社の調査によると、
「テレワークをしても生産性が変わらない」と答えた層は29%、
「上がった」と答えた層が45%、「下がった」と答えた層は26%、
と、何と下がったと答えた層が一番少ないというデータが出ております。

出典:ヒューマングローバルタレント株式会社「テレワークに関するアンケート調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000010881.html

これだけを見ると、
「リモートワークにより、業務・作業の生産性が上がった、もしくは変わらなかった」
という大変喜ばしい結果の元、リモートワークを推奨し、オフィスの縮小等を検討する事になりそうです。

しかしながら、リモートワークの導入や、運用に迷う企業のお声は、まだまだ多く挙がってきています。

この現象はどうして起こっているのでしょうか?
果たして、ワークプレイスに関わるコロナウイルスの影響は、これだけなのでしょうか。

#02 今までのオフィス設計

従来のオフィスは、全社員が同じ時間帯に同じ場所で働くことを前提に設計されてきたため、
社員が集まる上で十分なスペースを確保できること、電気やネット環境、
セキュリティなど最低限の設備が整っていれば良いとされておりました。

しかし、コロナウィルスの影響もあり働き方の多様化が加速した現在、
オフィスに求められる役割が変わってきております。

#03 組織開発からオフィスを考える

一度、組織開発の観点からオフィスを考えてみましょう。

そこで初めて、
● リモートワーク下になってからチーム間のコミュニケーションが取れない
● 部下の様子が分からないから上手くマネジメントが出来ない
● 気付いたら部下が転職を考えていて、離職してしまった
など、組織開発・コミュニケーション設計とオフィスの密接な関係が浮き彫りになってきます。

#04 コロナショック以前のオフィス設計の脆さ

本来、組織開発・コミュニケーション設計とはどうあるべきでしょうか?
上流から考えていくと「経営理念」に基づき、「事業」が作られると思います。

そして、それを元に「組織戦略・コミュニケーション設計」が構築され、
一つひとつの「業務」へと落とし込まれていきます。
その上で「業務」は、「個人の仕事に対する動機」に基づいて実行されていきます。

現在のオフィスにおいては、上記の「組織開発・コミュニケーション設計」が考え切られておらず、
また「経営理念」を落とし込んだ内容ではなく、「作業効率」各論に対する影響が強く、
経営・事業・業務が連携されていないことも原因かと思います。

そして、上記連携がされていない上での組織の開発は、
オフィスを前提とした、物理的なコミュニケーションによって担保されていたのではないでしょうか?

このまま単純に、何の設計も無くリモートワークを運用するだけでは、
「リモートワーク下に置いて作業効率が上がった、変わらない」という状況であっても、
いずれ組織に対して亀裂が入っていく事は目に見えていると思います。

#05 これから求められる組織設計・オフィス設計

上記の結論を元に、今後求められる組織設計、
そしてそれに伴うオフィス設計とは何なのでしょうか。

オフィスありきの物理的なコミュニケーション無く、
「経営理念」から「個人の仕事に対する動機」までをリンクさせる為には、
会社と個人の目指すもの、「象徴」を共に擦り合わせ、
同じ方向を向いて「業務」に臨めるような、設計が必要になってくるでしょう。

リモートワークが当たり前となる中で、
もはや「ワークライフバランス」の時代は終わり、
「ライフタイムスペア」とでも言えるような、
「個人の生活の中で、仕事が選択される」時代がやってきています。

更には、短期的な選択軸だけではなく、中・長期的に個人の目指すものや、
求めるキャリアが多様化していく現代において、会社の目指すべきものを示す「象徴」と、
そこに向かう個人の擦り合わせを無くして、会社という共同体が経営できるでしょうか。

その擦り合わせに必要となるのが、組織の「象徴」と成り得るような表現を
落とし込んだオフィスデザイン、そして個人と企業の方向性を擦り合わせる為の場創りなのだと思います。

個人と社会が共創する為の方法を共に描いていく事が、
コロナ時代を生き抜く、新しい組織設計、そしてオフィス設計なのではないでしょうか。

 

同社では、組織人事のご相談のみならず、クライアントの目指すビジョン、
目的地までエスコートする為、ワークプレイスの選択に向けたコンサルティングを行っています。

ご興味のある方はお気軽にご相談くださいませ。

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