M&Aを行う際には、売り手/買い手双方が意思決定をする上で企業価値算定を行います。
そのためには、様々な視点から分析していく必要があります。

今回は、M&Aを推進する上で必ず必要になる「企業価値算定」について考え方や算出の仕方をご紹介します。

是非ご一読いただき、今後の企業成長戦略の参考にしていただければ幸いです。

■目次■
# 01 企業価値算定とは
# 02 買収・売却価格の相場の考え方
# 03 企業価値算定において知っておくべきこと
# 04 企業価値算定の手法
# 05 適切な価値算定をするためには

#01 企業価値算定とは

会社の価値や株式の価値を算出するための手法を「企業価値算定」といいいます。
上場企業の場合、公開された市場により1株あたりの株価と株式数により、
時価総額を算出することが可能です。

しかし、非上場の場合は株式が市場に出回っていないこともあり、
市場価値を把握するのが難しいため、
企業価値算定の手法を用いて自社の価格を明確にする必要があります。

以下より、企業価値を評価する具体的な手法を紹介していきます。

#02 買収・売却価格の相場の考え方

まず買収や売却の相場を研鑽するときの金額は、
具体的にどのように考えていくのか見ていきましょう。

算定する金額は価格ではなく、”価額”となり供給する側だけが価格を決めるのではなはく
需要とのバランスも見ながら決まります。

そのため、需要と供給のバランスを見て企業価値算定を行われることにより、
売却企業及び買収企業が思っていた通りの価格にはならいことも多々あります。

#03 企業価値算定において知っておくべきこと

企業価値算定の評価方法は、上場企業と非上場企業で異なります。
上場企業の場合は、既に株式公開されているため「時価総額(株価×発行済総株式数)」が基準価値となります。

一方で、非上場企業の場合は株価がないため、下記3つの手法を用いて算定していきます。

1. コストアプローチ‥企業の純資産を元に企業価値を出す
2. マーケットアプローチ‥株式市場にて成立する価格を元に価値を出す
3. インカムアプローチ‥将来期待される収益やキャッシュフローからリスクを差し引く

それぞれ具体的にはどのような手法なの解説していきます。

#04 企業価値算定の手法

それぞれの手法を用いた評価方法について詳しく解説していきます。

1. コストアプローチ

方法① 簿価純資産法
会計上の純資産額に基づいて評価を行う。
自己資本=株式価値に該当する為、発行済株式数で割ると一株あたりの株価が算出される。
しかし、帳簿上の資産が実際と乖離していることもありほとんど利用されない。

方法② 時価純資産法
時価評価となる資産・負債の全てを時価に置き換えて評価。
無形資産を認識することが困難であり、事業の将来性が考慮されにくいというデメリットがある。
そのため、以下に紹介するインカムアプローチやマーケット・アプローチと併用されることが一般的である。

2. マーケットアプロー

方法① 市場価格法
評価対象企業が上場会社である場合に利用。
毎日の終値を1~3ヶ月程度の期間で平均をとり評価額とする。

方法② 類似取引比較法
類似企業のM&A取引を参考にする。
過去の類似取引がないケースも多いことから、この方法での算定は難しいケースもある。

方法③ 類似企業比較法
業界・規模・成長性・収益性・戦略などから、上場している類似企業を選定し、市場価格を元に算出したマルチプル(乗数)を適用して企業価値・株式価値を算出する。

方法④ 類似業種比較法
評価しようとする会社と事業内容が類似する業種に属する複数の上場会社の株式の価額の平均値に、評価会社と類似業種の1株当たりの配当金額、1株当たりの年利益金額、1株あたりの純資産価額の比準割合を乗じて計算。

#05  適切な価値算定をするためには

企業価値算定方法は複数あり、重視する要素によって使い分けが必要になってきます。
また手法ごとにメリット・デメリットもありますが、断定的に判断するのではなく、複数の手法を併用することで適切な価値を算定することが可能になってきます。

希望の価格に近づけるためにはM&Aアドバイザリーに相談すると良いでしょう。

弊社では、経営者のご意向を重視した上で最適なM&Aのご提案を行っております。
少しでも気になる方はお気軽にご相談くださいませ。

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