
この度、全国の高専生が地域企業のリアルなDX(デジタルトランスフォーメーション)課題に挑戦する「Ent-X(アントエックス)」プロジェクト。その第1回成果報告会が、2025年3月9日(日)に新潟県長岡市「米百俵プレイス ミライエ長岡」にて開催されました。
成果報告会では、プロバスケットボールクラブ「新潟アルビレックスBB」のDX課題解決に向けて、高専生チームが開発したプロトタイプを発表。その中から1チームのプロトタイプが、地域企業による実装・導入を正式に決定する成果を収めました。
実装決定チーム表彰の様子。左からチーム一関高専 後藤柊也様、藤原捷羽様、株式会社新潟プロバスケットボール代表取締役社長 糸満盛人様、チーム一関高専 須藤夏調様
Ent-Xについて
本プログラムは、弊社が長岡工業高等専門学校、長岡市と連携して実施する地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進と次世代リーダーの育成を目的としたプロジェクトです。
地域企業や地域社会の課題解決を通じて、地域産業を革新するDXイノベーションを牽引する人材の育成を行います。長岡市内の特定の企業にDXに関する課題を提示していただき、課題に対して日本全国の工業高等専門学校(高専生)がアイデアを出し、実際に4か月の期間でプロトタイプの開発を競います。成果報告会では、開発したプロトタイプをもとに各高専生のチームが課題提供企業にプレゼンを行い、その上で実装を行うチームを選出、開発したサービスが地域企業に実装されます。
「Ent-X(アントエックス)」第1回となる2024年度は、新潟県長岡市を舞台に、プロバスケットボールクラブ「新潟アルビレックスBB」のDX課題解決に挑戦しました。
1stステージでは、全国から13高専85名の申し込みがあり、50名が参加しました。そこから6チーム(10名)が2ndステージにエントリー。審査を経て選ばれた3チーム【チーム一関高専(一関高専)、チームわかやま(和歌山高専)、メロラリ(長岡高専)】が4か月間にわたり企業の課題解決に向けた開発に取り組みました。プログラミングやハードウェアの設計・制作など、技術力を駆使してプロトタイプを完成させ、地域企業の課題解決の具体的なソリューションを提案しました。
成果報告会
2025年3月9日に開催された成果報告会では、各チームが自らのプロトタイプをプレゼンテーションし、実装に向けた審査を行いました。
チーム名:メロラリ
「推し友マッチングアプリ」
チーム名:チームわかやま
「応援を見える化、ずくメーター」
チーム名:チーム一関高専
「ビッグデータ活用型 AIマーケティング支援ツールFlexiModule」
各チームの成果発表に対して、Ent-X審査員、課題提供企業である株式会社新潟プロバスケットボールが審査を行い、第1回Ent-X地域企業DX賞とEnt-X賞に「チーム一関高専」、地域企業特別賞に「チームわかやま」が選ばれました。
この取り組みを通じて、地域企業は自社のDX推進を加速し、高専生たちは実践的な開発経験を積むことで、次世代のイノベーターとしての成長を遂げることができました。
今後も「Ent-X」は、全国の高専と地域企業をつなぐ共創の場として、地域の未来を支えるDX人材の育成と産業の発展に貢献していきます。
開催概要
■日程:2025年3月9日(日)14:00〜17:00
■場所:米百俵プレイス ミライエ長岡(新潟県長岡市大手通2丁目3番地10)
■内容:
14:00〜 イベント開始・開会挨拶、本プログラムの説明
14:30〜 各チームによるプレゼンテーション・審査
15:45〜 トークセッション(敬称略)
「技術メンター×DXサービサー 第1回Ent-Xを振り返って」
伊津 惇(フラー株式会社 執行役員CTO)
伊藤 勤(株式会社プロッセル 取締役CTO)
「NEDO×高専起業家 高専生がビジネスに取り組む意義について」
馬場 大輔(新エネルギー・産業技術総合開発機構)
上野 裕太郎(NextIWATE 代表)
16:30〜 審査結果発表・記念撮影※終了後、ミライエ長岡内で交流会
審査員(敬称略)
Ent-X賞
馬場 大輔(新エネルギー・産業技術総合開発機構)
渋谷 修太(フラー株式会社創業者・代表取締役会長)
石川 翔太(弊社地域戦略化事業部長、Ent-X運営事務局)
地域企業賞
糸満 盛人(株式会社新潟プロバスケットボール 代表取締役社長)
川上 明(株式会社新潟プロバスケットボール)
渡辺 雄也(株式会社新潟プロバスケットボール)
運営体制
■共催:長岡工業高等専門学校、株式会社イードア、長岡市
■採択事業:一般社団法人 三菱みらい育成財団「地域DXエバンジェリスト創出プログラム」、新潟県産学連携促進事業補助金
■プログラム協力:株式会社プロッセル、NextIWATE、フラー株式会社、NINNO NAGAOKA
■イベント協力:株式会社カナタ、株式会社けんと放送、株式会社YEAAH
以下、参考
「地域×イノベーション」を基軸としたコンサルティング事例
オープンイノベーション、DXなどをキーワードに新潟県内の企業や行政をとおした地域イノベーション促進のための活動を実施しています。
➢木山産業株式会社と業務提携契約を締結し、新潟県最大級イノベーション施設NINNOの開発
NINNOホームページ:https://ninno-plaka.com/
Forbes JAPAN記事:https://forbesjapan.com/articles/detail/60997
➢NINNO NAGAOKAオープンについて
https://ninno-plaka.com/topics/news/733/
➢NDXP(新潟県DX推進プラットフォーム)について
NDXP(新潟県DX推進プラットフォーム)とは2022年6月に発足した、新潟県内ならびに県外の産官学金が連携し新潟県内のDXを促進するためのプラットフォームです。
「地域の成功事例づくり」「繋がる仕組みづくり」「人づくり」の3つの柱を軸として、県内企業のデジタル技術を活用した業務・ビジネスモデルの変革を支援し、付加価値向上・競争力向上につなげることを目指し活動。
22年度のプログラムでは、県内企業の“熱量のある”DX活動の好例として公的文書である中小企業白書に掲載されました。23年度は、新潟県内食品企業に特化したDX支援を行い、モデル事例企業を6社創出いたしました。
(引用)『中小企業白書・小規模企業白書』「新潟県DX推進プラットフォーム」(第2部 第3章Ⅱ-309ページ)
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2023/PDF/chusho/04Hakusyo_part2_chap3_web.pdf
➢新潟県ガバメントピッチの開催
https://www.ninno-fest.com/
➢新潟県IT企業誘致アンバサダー就任(新潟県)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000104169.html
➢新潟版未踏的人材育成事業「ETSUZAN」の運営
https://www.edoa.co.jp/news/42
本リリースのお問合せ先
株式会社イードア 新潟支社
■電話番号:03-5561-6255
■E-Mail:n-info@edoa.co.jp
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